先日、初めて気になっていた治験に参加してきました。
参加したのは入院型の治験で4泊5日×2回。
時系列の順に治験について書いていくので「これから治験に参加しようか迷っている」という人はぜひ参考にしてみてください。
✔ 本記事の内容
・治験の流れ
・治験に参加する際に気を付けたいこと
注意:治験の内容について第三者にみだりに発信することは禁止されているため、薬や具体的な日程、場所などぼかして書いております。あらかじめ、ご了承下さい。
私の治験モニター体験談
時系列の順に治験の体験談を書いていきます。
治験の申込み
まずは治験に申し込む必要があります。
病院経由でも仲介会社経由でも治験の報酬は変わらないため自分の好きな方法で応募しましょう。
私はこちらのサイトから応募しました。募集数が多いため、自分にあった治験を探したい方はこちらがおすすめです。
V-NET : 健康成人向けの治験情報が満載!
スクリーニング検査と説明会
さっそく入院‥‥
する前にまずは治験参加者を選別するスクリーニング検査や治験薬品の説明会に参加する必要があります。
スクリーニング検査では以下のような検査を行いました。
- 血液検査
- 心電図
- 身長・体重の測定
- 体温・血圧の測定
一般的な健康診査って感じですね。
スクリーニング検査の参加者と入院数を照らし合わせた結果、倍率は約2倍ほどだと判明。
意外と厳しそうですね。健康体じゃないとまず落ちるでしょう。
説明会では薬の副作用や入院日程など事細かに1時間ほどの説明がありました。
入院前の規則が意外と厳しく、入院〇日前から運動禁止、〇日前から飲酒禁止、体温を記録するなど制約が多かったです。
一方で治験は参加者の意思でいつでも辞退できること、副作用があった場合できるかぎりの力をもって治療するなど参加者を安心させる説明もありました。
合計2時間にわたるスクリーニング検査・説明会を終え、交通費を頂きは帰路につきました。
いざ1回目の入院
すこし緊張気味に迎えた1回目の入院。
1日目が一番大変でした。
治験薬を飲む直前、飲んだ直後、30分後、1時間後…と血液何度も何度も血液を抜き取られます。
採血には留置針を使用するため、何度も針を刺されることはありません。
また痛くもないのですが、何度も血を抜き取られるのはやはり気持ちのいいものではありませんね。
薬を飲んでからしばらくたつと採血のペースも徐々に穏やかになっていき、夜ごはんとシャワーに入り1日目を終えました。
2日目以降は1日目と対照的にひたすら暇です。
2回の血液検査、食事、シャワー以外のイベントがありませんから。
備え付けの漫画やテレビ、WIFIなどがあるのでずっとPCをいじっていましたがもっと暇つぶしグッズを持っていくべきでしたね、ちょっと後悔。
慣れてきた?2回目の入院
2回目の入院は1回目の入院とまったく同じ流れでした。
少し憂鬱でしたが、ほとんどの時間をベットでダラダラして過ごすだけなのでとても楽です。
退院日に治験の協力金を全額もらい、ウキウキしながら家に帰りました。
治験に参加するうえで気を付けたいこと
治験に参加した経験を生かして、参加するうえで気を付けるべきことをリストアップしました。
治験に参加しようか迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
基本的に健康じゃないと参加できない
募集を見るとよく分かりますが、健康じゃないと検査を突破するのは難しいです。
また、治験に適格な被験者が順に採用されるので健康であっても検査に落ちることもあるとか。
自信のない方は大学生の参加が少ない4月~7月、10月~1月の治験を狙い撃ちするといいかもしれません。
中には糖尿病・不眠症向けなど治験もあります。健康体じゃなくてもまずは自分にあった治験があるか探してみましょう。
入院前の制限が多い
入院中だけではなく、入院前数日はなにかしらの制限があります。
よく聞かれるのは以下のような制限です。
・飲酒禁止
・喫煙禁止
・運動禁止
・睡眠不足はNG
・暴飲暴食はNG
これにくわえて、コロナ対策のため体温の測定記録や前日のPCR検査などが必要になる場合もあります。
こうした制限や規則を守るのが苦痛な人は治験の参加を控えた方がいいかもしれませんね。
注射が苦手な人はやめとけ
当たり前ですが、注射が苦手な人は治験の参加を控えるべきでしょう。
スクリーニング検査のみならず、入院中にも何度も注射されます。
痛みを感じない留置針を使用しているかもポイントです!
ご飯の量が結構多い
私が少食なのもありますが、食事の量が思った以上に多かったです。(美味しかったけど‥)
治験参加者は基本的に出された食事を全て食べる必要があるため、どうしても食べられないものがある、少食である場合は、事前に治験先に確認しましょう。
また、普段からたくさん食べる人は間食できないため治験が苦しく感じる可能性もあります。
暇つぶしの道具は必須
検査や食事の時間があるといってもほとんどの時間は暇です。
そのため、暇をつぶせるグッズをいくつか持っていくようにしましょう。
また、他被験者に配慮してかならずイヤホンを持っていくようにしましょう!
せっかくなので資格の勉強や仕事などをしてみるのもいいかもしれませんね!
報酬はそんなに高くない
治験の報酬を見ると高額に思えますが個人的にコスパはそこまでいいとは思えません。
たとえば、10日で約20万円もらえる治験は1日あたり約2万円もらえることになります。
これを時給換算すると約833円。
そんなに高くありませんよね。
楽に稼げることは事実ですが拘束時間に対しては報酬は安いといえます。
ただ、治験に参加することは薬の発展に協力し、ひいては人を助けることに役立つ行為です。
そうした社会的意義を考えればこの報酬も妥当かもしれませんね。
ちなみに治験はボランティアの扱いであり、バイトではありません。
まとめ:暇なら参加してみるのもあり
治験に参加してみて感じたメリット・デメリットを簡単にまとめてみました。
デメリットの部分を苦に思わないなら、参加してみるのもありですね。
参加する場合は説明会で治験薬のリスクについてしっかりと把握して、その上で参加するかどうか判断しましょう。
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